22. Ne smijemo zaboraviti (忘れてはならない)
5月の中旬から段階的に
自粛規制の解除が行われた。
もう無理だと諦めていたこともあり
本当に嬉しかった。
クロアチアは他のヨーロッパ諸国に比べてコロナ感染者数は少なかった。
又日々の感染者数も右肩下がりを維持し続けていた。
それは1人ひとりがコロナを決して甘く考えずに行動していたことが
早期に実を結んだ要因の一つだと思う。
一時は地震の影響でクラスターが発生してもおかしくなかった。
人と人との距離を保たなければならない時期に起きた地震。
避難場所には大勢の人が集中した。
今回の地震で死者もでたし、多くの負傷者や家が壊滅的な状態になった人もいた。
しかし幸いと言うと不謹慎かもしれないが、コロナの感染者数は増加しなかった。
5月からの段階的な解除を進めていく中でも感染者は増加せず
6月に入るころには以前のザグレブとまではいかないものの
カフェやレストランもオープンし活気が戻りつつあった。
俺も友人達と連日カフェに行き楽しんだ。
もちろんコロナに注意しつつ。
なぜかみんな俺への心配が尋常ではなかった。
『大丈夫だった?』、『ご飯しっかり食べてた?』、『学校はオンラインだったけど、どうだった?』、『買い物とか行けてた?』、『寂しくなかった?』
・・・・・
子供か!と突っ込みどころ満載。
でも自粛期間中もほぼ毎日気にかけてくれていた
みんなには本当に感謝だし嬉しかった。
ありがとう。
そんな思いにふける間もなく
6月も中旬に差し迫る中、忘れていたことが・・・
苦渋の選択を迫られることとなる。
Vidimo se ! (またね)