クロアチアという国で出会った自分-Moja druga domovina-

未知なる世界に臆することなく / Bez da se plašim nepoznatog svijeta

12. Iskustvo čini ljude (経験が人を作る)

 

1月中旬-

日本人とクロアチア人の交流のための飲み会があった。

行くつもりはなかったが

半ば強引に誘われ渋々参加した。

気持ちは嬉しいが、あまり大勢の飲み会は好きではないから。

 

でも仲良くさせてもらっている日本人の大学生の子達もいたし

知ったクロアチア人の人達もいて

それなりに楽しんでいた。

f:id:chuckbass:20200605172559j:plain

タバコを吸い終わりテラスから戻ると

隣の席の人が変わっており、初めて会うクロアチア人の女性、SJだった。

とても綺麗で美しいと思った。失礼を承知で年齢を聞いたら8歳も上だった。

見た目は大学生くらいで驚くばかり。

 

その場では軽い自己紹介程度で終わった。

もっと話したいとも思ったが、疲れていたこともあり途中で帰ることにした。

 

 

月日は流れ、飲み会から1、2週間くらい経ったころ

飲み会で話していたSJからFacebookでメッセージがきた。

もう会うことはないだろうと思っていた女性から

まさかのメッセージに喜び驚いた。

 

メッセージをやり取りしていくうちに

今度ゆっくり飲みに行くことになった。

 

ここで少し話は変わるが、このメッセージをやり取りしていた時期に

人生で初めてバレエを観に行くことになった。

NEW YEAR のときに出会ったバレリーナの方から誘っていただいたからだ。

 

演目は-Death in Venice-ベニスに死す

f:id:chuckbass:20200605165249j:plain

席は2階の個室でゆっくり観ることができた。

 

 

観終わった正直な感想は

“もう終わったの?“、“なぜ今まで観に行かなかったのだろう“と思った。

友達のバレリーナが出ているからと忖度抜きにして本当に感銘を受けた。

 

※↓はベニスのときの写真ではなく別の演目の際の。

f:id:chuckbass:20200605164117j:plain

 

言葉なくして、体と音だけでここまで表現できるのかと驚くと同時に

また観たいとも思った。

この話をしても信じてもらえないが・・・

 

クロアチアに来なければ出会うこともなかったし

このような経験をすることもなかっただろう。

本当に感謝しかない。

 

話は戻るが、SJと

2月上旬に飲みに行った。まだこの時はSJのことを何も知らず

俺は浮かれていた。

 

しかしここから全ては始まった。

いや俺が知らなかっただけで既に数か月前から始まっていた。

 

 

 

Vidimo se ! (またね)