10. Svakako ću jednog dana ponovno posjetiti Sloveniju. (またいつの日か)
“See ya Postojna !“
優しいお兄さんのおかげもあり
無事にバスに乗り込み安堵していた。本当に一時はどうなるかと思った。
あのお兄さんがいなければ、1月の寒い時期に野宿する羽目になっていただろう。
そんなことを考えながらも
やっと落ち着くことができたので、バスの中で音楽を聴いていた。
友人と行ったカフェでJustin Bieberの
Love youeselfが流れていて懐かしく思ったので久しぶりにその曲をYou Tubeで聞いていた。
しかしイヤホンの調子が悪く少しイライラ・・・
日本人が珍しいのか近くに座っていた乗客達がチラチラこっちをみていた。
もう慣れているから全く気にしない。
あと俺の前に座っていた6人組の若い男女がバス車内にも関わらず軽く踊っていた。それを見て外国人は陽気だなと思った。
しかし俺の隣に座っていたカップルが俺に何か合図をしていた。
ん?と思い俺はイヤホンを外した。
すぐに状況を把握した・・・・・
俺はイヤホンジャックにイヤホンを差し込んでいなかった。しかも音量MAXときた。
やっとバスに乗れた安心感や、最近イヤホンの調子が悪かったことなどで
全く気付かなかった。
俺の前に座っていた若い男女6人が、なぜ踊っていたのかを理解するのに時間は必要なかった。
まさに穴があったら入りたいとはこのことだ。
俺が気付いて恥ずかしがっているのをみて周りの乗客は大笑い。
と同時に『Oooo ! Good taste music !!』と言われた。
そして俺は赤面状態でとりあえず合掌し頭を下げて『Sorry Sorry』と謝った。すると周りから『wowww SAMURAI !』と日本に関して知っている情報をとりあえず言ってくる人達もいて、結果的に盛り上がったことで救われた感じとなった。
2時間くらいして首都Ljubljanaに到着。
ザグレブ行きのバスの時間まで、まだ時間があったので少しLjubljanaを観光した。
Ljubljanaの街並みは素晴らしく、散歩していて楽しかった。
画になる建物やアート、レストランやカフェがたくさんで
次回はもっとゆっくり回りたいと思った。
バスでの一件や少し歩き疲れたこともあり
駅近くのカフェでコーヒーを飲みゆっくりしていた。
この小旅行でやっとゆっくり休憩できた気がした。
テラスには俺と、少し離れた席に5人組の若者集団がいた。
頼む・・・何も起きずに一人で休ませてくれ・・・と考えていると
その若い子たちはチラチラこっちをみていた。
このパターンはとすぐに察した。
案の定その若い子たちは俺の方にきて
『どこから来たの?』、『何してるの?』、『一人?』、『この街はどう?』
などいつもの質問攻め。
これで終わるかと思いきや、『一緒にŠiša (水タバコ)やろうぜ!』と誘ってきた。疲れていたので断ったが、半ば強引に若い子たちの席に連れていかれた。
結果2時間近く一緒の席で楽しんだ。これも旅の思い出と思えばのこと。
バスの時間になり、その若い子たちとは今度はザグレブもしくは日本で会おうと約束し別れた。
帰りのバスでは爆睡し、夜中にザグレブに帰還。
この小旅行で本当にたくさんの事が起きて、その都度いろんな人に出会い
小旅行とは思えないほどの経験をすることができた。
大変なこともあったが
良い旅行だったと、また行きたい国だと断言できる。
ザグレブに帰還して3日後、冬休みも終わり学校が始まる。
久々にクラスメイトと会えるので少しだけ学校が楽しみだった。
しかし刻一刻と獣が忍びよってきていた・・・
Vidimo se ! (またね)