クロアチアという国で出会った自分-Moja druga domovina-

未知なる世界に臆することなく / Bez da se plašim nepoznatog svijeta

4. Ako je ovo san, ne želim se probuditi (もし夢なら目覚めたくない)

2019年12月頃-
少し生活にもクロアチア語にも慣れてきた。
それと同時に友人も増えていき、毎日が楽しい。


↓12月のTrg BJJ(イェラチッチ広場)

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本当に友人たちの優しさを日々感じている。
英語もろくに話すことができない俺をみんなはカフェやバー、散歩などに頻繁に誘ってくれる。
そしてクロアチア語を教えてもくれる。完ぺきとは程遠い英語とクロアチア語で
コミュニケーションをとっているが、嫌な顔一つしない。
それどころかみんな『大丈夫?』、『わからないことがあれば教えるよ!』、『あなたのクロアチア語は良いよ!』、『力になれることがあれば言ってね!』と言ってくれる。


又わざわざクロアチア語の勉強に使えそうなものを調べてメールしてくれたり、
本をプレゼントしてくれたりと至れり尽くせり。他にもリスニングのためにとボイスメッセージもしてくれる。聞き取れないとき用にボイスメッセージの内容をメールでも送ってくれる。
みんなのおかげで本当に楽しい毎日を過ごせている。

今まさに、カフェ↓(CUP 98)でブログを書いている最中も

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↓Kava s mlijekom(カフェラテ)

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2ヵ月ぶりに来た俺のことを覚えていてくれてカフェの店員たちが話しかけてくれる。『久しぶり!』、『いつものよね!?』、『なんでこなかったの!?』、『元気してた?』、『毎日来て、たくさん話そう!』と。

クロアチアに来た当初から、日本人が珍しいのかレストランやカフェやバー、行く先々で声を掛けられることが多かった。最初は困惑したが今では然程問題なく簡単なコミュニケーションをとれるから嬉しく楽しい。

クロアチア人はとても親切で陽気な性格な人が多い。たまにプライドが高いと感じるときもあるが、、、少なくとも俺の接している人たちは本当に良い人ばかりで大好きだ。

 


そんなクロアチア人と生活しているとしばしば思うことがる。
経済的な豊かさが必ずしも幸福感と比例しているとは限らないと。
もちろんお金はあるに越したことがないのはわかっている。
経済的なことを言えばクロアチア経済は日本経済と比べて下回っている。年収も平均ではあるが日本の平均年収の半分かそれ以下。

しかしなぜだろう。
日本にいるときに日本人って幸せそうだな。と思うことが少なかった。
クロアチア人はお金や仕事よりももっと大事なことがあることをわかっているし、それを現に優先して暮らせている。
日本人はわかっていないとは言わない。日本人もわかっている。
しかしそれを優先するのが難しい社会だし優先しようものなら周りからの妬み嫉みや偏見の目で見られる、なんとも世知辛い世の中では。


※クロアチア人と限定して書いているのはクロアチア人しか知らないし、
最初の記事にも書いたとおり偏った意見や相違があるかもしれないが
これはあくまで一個人の感じたことなので。

 


しかしこんなことを書くと
“それは理想論だ“、“それこそ偏見だ“、“負け惜しみだ“、“日本と外国は違う“と
言う人も多いだろう。

 


窮屈・・・

 


“少し海外で暮らしただけでかぶれやがって“と思われても
もう気にしない。全てを受け入れる。
幸いなことに日本にいる友人達からは応援や心配のメール・電話をたくさん受ける。
このようなとき、普段よりもより友人の優しさが心に染みる。

-12月に入りクリスマスが近づくにつれ
さらに街中が賑やかさを増していく-
そんな中、新たな出会いに遭遇することに。

 


Vidimo se ! (またね)